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メッセージ「地震で揺り動かすことのできないもの」 PDF版

震災直後、非難家族が全員イエス様を信じる!

3月11日に起こった東日本大震災で、在校生の坂本兄弟の家族が学院に避難してこられました。その際、皆がイエスキリストを救い主と告白し、震災直後の混乱の中、主の不思議な導きの中で北海道に来ることが出来ました。以下は「クリスチャン新聞」に掲載された記事です。

証・坂本家

福島第一原子力発電所の事故により、避難や屋内待避を余儀なくされた人々が多くいる中で、各地の施設が被災者の緊急避難先とし て名乗りを上げ始めている。北海道石狩市にあるCFNJ聖書学院 (鍛冶川利文学院長)でも16日現在、ひとまずの滞在先とし て被災者が複数人身を寄せているが、その中で信仰をもった人がい るとのニュースが飛び込んできた。

同学院へ避難してきたのは、福島県いわき市からの10人。 うち8人が、神学生の坂本清憲さんの家族だ。地震発生時、坂本さんの実家は守られたが、義姉の理容室がひざ上浸水になり、店内はぐちゃぐちゃになった。水や食料、灯油、ガソリ ンが乏しい中、新たに放射線の心配も出てきた。坂本さんはいても立ってもいられず、実家に電話をかけ避難するよう伝えた。「最初 は『避難なんて』と話を聞いてくれなかったんですが、状況が悪化 していくにつれて、『息子の言うことを聞いておけばよかった』と 後悔し始めたそうです」。坂本さんはもう一度電話をかけ、「自分 を信じて北海道へ来てほしい、イエス様を受け入れてほしい」と伝 えた。「すると家族全員が『イエス様を信じる』と言って、イエス様を受け入れた。以前から家族へ伝道はしていましたし、父は昨年末に信仰をもっていたんです。でもこのと き、家族がイエス様を受け入れてくれて、電話越しに罪の悔い改め と信仰告白をしました」 後日、坂本さんは、依然「避難はしない、家を出ない」と言い続 ける実家に再度電話をした。しかし誰も出ない。「おかしいなと思って 携帯にかけると、『もう家を出て避難を始めている』と。驚きまし た。だけど、その中で神様の不思議な導きを感じたというんです」 ガソリンが乏しく、飲み物などもない中で出発したという坂本さんの家族は、まったく知らない人から食料や毛布をもらったり、道案内を受けたという。避難所で一晩を過ごした後は、突然不通だっ た新幹線が開通。近くの駅から乗車し15日午前には東京、そして羽田空港へ。ないと思われたチケットも「奇跡的に」取れ、その日の夜、同学院に到着した。「対面したときは、精神的に張り詰 めていたものや不安などがあったんだと思います。涙を流していました。この避難で本当に神様の存在を感じたらしく、着いた早々 『イエス様は本当にいる』と。今は、神学校の全面的な受け入れの中 にあり、本当に感謝しています」と坂本さんは言う。家族は洗礼 の学びをしたいと願っているといい、20日の礼拝には一緒に 礼拝に出席する予定だ。 「神学校には、物資や、金銭的な問題で避難ができない人たちな どのために、献金が集まってきています。いわき市の母教会のメンバーが被災地にて奉仕を続けている方もおられるので、守られるようにお祈りいただければ。こ のようなときですが、神様が日本に何かを起こそうとしておられる ように感じます」と語った。
(クリスチャン新聞3月27日号からの転載)

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