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メッセージ「ラストチャンス」(危機の時代に於ける学院の使命) PDF版
「時を知る」(再臨の備え)
CFNJ聖書学院 理事長 ロドルフォ・ガルサ師
それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやされた。 また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。 そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。 だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」(マタイ9章35章~38節)
東日本大震災の5つの波
■最近の東北大地震と津波は全世界に私たちがラストチャンスの時代に生きている事を告げるものでした!ほんの数分の内に2万8000人以上の方が行方不明や亡くなられ、何千人もの方の家が破壊され、仕事が失われ、東北関東を中心に日本社会全体に広がる癒しがたい悲惨な状況が続いています。この大地震で、五つの大きな波が日本に襲いかかりました。マグニチュード9.0の大地震、時速800㎞、高さ20m近い大津波、日本国内外に広がる放射能被害やそれに伴う風評被害。日経平均株価を28%ダウンさせる経済的な震動、そして、東京や他の町々に続く大規模な停電、それに伴う、人々を恐れさせるパニックの波です。まちがいなく、私たちはラストチャンスの時にいます。
■最近妻と共に、モンタナ州ヘレナで開かれた宣教師カンファレンスに出席しました。会場となった教会の名前は「ラストチャンスチャペル」この名前に心打たれました。緊急に何かをしなければ、恐ろしい事が起こるという感覚に捕らわれる、この名前に心を動かされました。実はこの名前は18世紀に金を探しに来た探検家から付けられた名前なのです。何日も空しく金を探して疲れ果ててしまったある日、探検家の一人が相棒に言いました。これが「ラストチャンスだ!これで金が見つからなければ我々は帰らなければならない!」そこで最後の金探しをした時に、大きな金脈を発見したのです!最後のチャンスだったので、彼らはベストを尽くし、宝を発見したのです。
同じようにCFNJ聖書学院では、神様に仕える召命を与えられている人、十字架を取り上げて喜んでイエス様に従って行く人、聖霊に満たされて捕らわれ人を解放することを願っている人を探しています。私たちは今、「ラストチャンス」の時代に生きています!!
マタイ9章35節・38節でイエス様が7つの重要な事を行い、語っておられます。
1、イエス様はすべての町や村をめぐった。
■イエス様は、これが彼らの最後のチャンスだということを知りながら町や村を巡り、魂の救いやいやしの必要のある人の所へ歩き、ラクダやロバ、又、馬に乗って向かいました。そして人々に福音を告げ知らせたのです。今日も人間には絶望的なほどの必要があります!でもイエス様を止めるものは何もありません!すべての人を愛し、最後まですべての人に仕えました。
■ロシア極東のカムチャツカに住んでいる私の友達の宣教師は、犬ぞりを使って1000キロ旅をします。それは、コリアック族という人々に手を差し伸べて福音を伝えるためです。この人々はどこから行っても遠い、北の果てにいる人々です。ただそこに必要のある人々がいるから行くのです。今彼らにはラストチャンスが与えられています。
CFNJ聖書学院には、必要のある人がいる所であればどこへでも行くように、すべての学生に教える召命が与えられています。
2、イエス様は会堂で教え、みことばを宣べ伝えた。
■ネブカデネザル王がイスラエルを侵略した時、多くのユダヤ人は奴隷や囚人としてバビロンに連行されました。この時ユダヤ人は主の宮のあるエルサレムから遠く離れていたために、会堂(シナゴグ)というものができました。これは神のみことばを聞き、神を礼拝するための場所です。今日クリスチャンも同じ考え方に基づいて、交わりをし、神様を礼拝し、ふさわしいお方に歌を歌い、神様の尊いみことばを学ぶために集まります。
CFNJ聖書学院では、毎朝、学生とスタッフがメインホールに集まり、主を礼拝します。毎日の授業は神のみことばに基づいて教えられ、すべての生徒は聖霊様と交わる機会が与えられます。霊とまことを持って主を礼拝する者を聖霊様は常に油注ぎ、新鮮さを与えてくださいます。
3、イエス様は御国の福音を教えた。
■イエス様は人々に、神様はご自分が王として治めておられるすばらしい国の王であり、その国には暗やみや恐れがなく、そこは光といのちと自由の国であるという「福音」を伝えました。状況はどうあれ、神様の国は悪がはびこることのできない力強い国であり、イエス様はすべての人をこの国の一員になるように招いておられます。想像してみてください。罪の中に
失われた人、あるいは、貧しい女性、あるいは、孤児が福音を聞く時のことを。彼らは王や祭司として召されており、信仰とイエス様の血潮により神の国に属することができるという福音を聞く時のことを。捕らわれ人が解放されるのを見ることはなんとすばらしい喜びでしょうか!神の国はことばにはなく、力にあるのです。
これがCFNJ聖書学院のコミットメントです。すべての生徒に、出て行って聖霊の力によって御国の福音を宣べ伝える事を教えます。
4、イエス様は人々のすべての病気とすべてのわずらいをいやされた。
■「あらゆる」病気、「あらゆる」わずらいとは、すべてという意味です!イエス様は何と驚くべき力を持っておられたでしょうか。また今も持っておられるのでしょうか。今日、もし私達がイエス様を信じれば、なんと驚くべき祝福を受けるでしょうか。それはこれらの現れが、主の栄光のために私たちを通して働くからです!
CFNJ聖書学院では、すべての生徒に御霊の流れに従うことと、主の召しを成し遂げるために主がご自分の子供たちに与えている賜物を用いることを教えます。主はご自分の弟子たちを、しるしと不思議をもって後押ししてくださいます。
5、イエス様は群衆を見てかわいそうに思われた。
■誰かが言いました。「あわれみは私たちのエゴを殺す!」と。私たちはクリスチャンとしてこのあわれみを生かしておかなければなりません!!失われた人、必要のある人、飢えた人を見る時私たちの心はあわれみを感じます。私たちの心の中にある主の心です。あわれみこそ私たちと世の中の人たちとを区別するものです!私たちはたくさん与えられているが、何百万という人たちが何もないということを覚えます。人々は愛、上から来る愛、十字架から来る愛を必要としています。人々はイエス様を必要としています!
CFNJ聖書学院では、できるだけ手を差し伸べて、他の人々を祝福しようと努めています。私達は手を差し伸べて、人々があわれみに満ちた天のお父様の心を受け取ることができるようにします。毎年学生は世界の中で必要のある所に行きます。
6、群衆は羊飼いのいない羊のように弱り果てて倒れている。
■人間が苦しんでいることは確かです。現在地球上には65億以上の人がおり、大半の人は忘れられ失われています。クリスチャンの多くは救われた事を喜んでいますが、献身を理解しているクリスチャンは少なく、イエス様を知らずに死に直面している人のために、すべてをささげようとするクリスチャンは少ないのです。主に仕えるように召されている人は、CFNJ聖書学院が、ビジョンを見つける場所、自分の奉仕を発展させる事のできる場所であることを見いだす事が出来ます。覚醒が起こり、心は聖霊の炎で再び燃やされ、主の導かれる所へと進みます。
7、イエス様は言いました。「収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい!」
■このメッセージを読みながら私たちは次のように叫び祈っています。
●主よ!あなたに飢え渇いている人々、あなたに仕えたい人々の心に触れてください!
●主よ!大きな必要を見ます。何百万に次ぐ何百万もの人々が旅のためのコンパスもなく、大きな危険にさらされています。狼たちは吠えており、遠くないところから尊いたましいを狙っています。
●主よ!新しい世代の学生を起こしてください。あなたの御声を聞いて、みことばの訓練を受け、真理に飢え渇いている国々に霊的食物を持って行くことができますように。
●主よ!あなたの教会を目覚めさせ、あなたのいのちの種を蒔くために、私たちが世界の国々に多くの働き手を送ることができますように。イエス様の力強い御名によって祈ります。
アーメン。