↓クリックすると新しいウインドウが開き、保存する事が出来ます。
メッセージ「地震で揺り動かすことのできないもの」 PDF版
「地震で揺り動かすことの出来ないもの」
CFNJ聖書学院 創立者 チャールズ&ダイアン・グリコ夫妻
■3月11日に起きた「東日本大震災」でのあまりにも悲しい出来事に心が痛みます。この地震と津波で多くの方々が亡くなられ、又、現在も避難生活や非常な困難の中にあることを思い、世界の人々と共に一日でも早い復興と被災された方々が悲しみに打ち勝ち、希望を持って立ち上がる事ができますよう心よりお祈りしております。
この日本での大地震と大津波は、全世界の多くの人々に忘れかけていた強烈なメッセージを発信しました。そのメッセージとは、体を含めるこの世のすべての物質的なものは一時的なものであり、いつか過ぎ去るものであるということです。しかし、又、忘れてはならないことは、この世には「揺り動かすことのできないもの」もあるという事実です。これは私たちの信仰のような、「霊的な現実」や、「永遠のたましい」や、「霊」のことです。
地震や苦難の中にあっても、神を信じている者は、悲しみや喪失を体験しても「揺り動かされない」でいる事ができます。この真理は、旧・新約聖書にも明らかに示されています。
■旧約聖書で神は仰せられました。
「 まことに、万軍の主はこう仰せられる。しばらくして、もう一度、わたしは天と地と、海と陸とを揺り動かす。わたしは、すべての国々を揺り動かす。すべての国々の宝物(イエス様)がもたらされ、わたしはこの宮を栄光で満たす。万軍の主は仰せられる。この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。万軍の主は仰せられる。わたしはまた、この所に平和を与える。ー万軍の主の御告げー」(ハガイ2章6節・7節・9節)
■新約聖書において神は物事が揺り動かされるということを仰せられています。
「… 決して揺り動かされることのないものが残るために、すべての造られた、揺り動かされるものが取り除かれることを示しています。こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。こうして私たちは、慎みと恐れとをもって、神に喜ばれるように奉仕をすることができるのです。私たちの神は焼き尽くす火です。」(ヘブル12章7節~29節)このメッセージは今日の私たちのためのものです。
地震は聖書の時代にもメッセージを伴っていました。
■イエス様が十字架にかかられた時に地震が起きました。「すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。」(マタイ27章51節)地震とそれによる出来事は、人間にとって厳粛で悲しいことですが、天の父なる神様は、これを用いて、すべての人のために、神の臨在への道を開くしるしとしました。地震によって神殿の幕が開かれたという事は人間にとって、勝利の瞬間である事を示したのです!
■パウロとシラスが福音を伝えた事によってむち打たれ、牢獄に入れられた時に地震が起きました。
彼らは牢獄の中で苦しんでいたのですが、神を賛美していました。そしてその歌声に他の囚人たちが聞き入っていました。その時地震が起こり、囚人を縛っていた鎖が解かれ、牢獄の扉が開かれたのです!(使徒16章26節)
神はご自分が、鉄の鎖や人間の作るものよりも力がある事を示しておられました! また福音を伝えることにおいて従順であり、困難な状況の中でも、ご自分を賛美するパウロとシラスを喜んでいるということをお示しになられました! 私たちの上にもパウロとシラスに起こったような同じ御業が起こると信じましょう!
「私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。」(Ⅰぺテロ5章4節)